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憑依SS:オークなエルフ嫁と一目惚れ商人

異世界オークモノその3です。







 神様の手違いで死んだ俺はネトゲで使用していたプレイヤーキャラとして異世界に転生した。
 ゲームデータそのままの能力を生かし冒険者として活躍していたのだが、冒険者ギルドの依頼で勇者のパーティーに加わることになった。
 そして豚魔王と呼ばれるオークの魔王が率いる軍団との戦いに勝利し、捕らわれていたシュヴァイン王国のアンジェリナ姫を救出した。
 ……というのは今から一年以上前の話。

 俺は豚魔王討伐の報酬金を元手に商売を始め、シュヴァイン王国のピッグ領に店を建てた。
 元いた世界の知識を参考に開発した商品が売れて大人気となり、今ではピッグ領でも有名な店となっている。
 このまま予定通りに進めば、俺の店はさらに大きくなることだろう。

 そんなある日、俺の元に見合い話が届いた。
 話を持ちかけてきたのは勇者で、なんでも見合い相手はアンジェリナ姫の知り合いでエルフ族らしい。
 そういえば以前、俺が勇者達と旅をしていた時に好みの女性の話になって……。

『俺は金髪エルフの美少女と結婚したい』

 ……って言った気がする。
 おそらくその話を憶えていたのだろう。
 元の世界にいた時からエルフが好きだった俺は迷うことなく見合いの話を受けることにした。

 エルフ族は長寿なためか数が少なく、王都から遠く離れた大森林の奥にある里で生活している。
 そのため普段は街で見かけることはなく、見かけたとしても冒険者であることが多い。

 基本的に細身で男女問わず美しい容姿をしている。
 そして人間よりも魔力が高く、狩人としても優れていると言われている。

 俺自身、今までエルフ族の冒険者に会ったことがあるが、魔術師か狩人のどちらかだった。
 ちなみに女エルフの冒険者にも出会ったことがあるが、既に恋人がいたため俺の恋は始まることなく終わってしまった。

 だが今回は違う。
 見合いをするということは相手のエルフにも恋人がいないはず……これはチャンスだ。
 俺は気合を入れて見合いに望むことにした。


 そして見合い当日。
 俺の前にやってきたのは金髪エルフの美少女だった。
 しかもエルフ族にしては胸が大きく、服の上からでもそのスタイルの良さがわかる。

エルフ嫁001a

「はじめまして、私はコーラルといいます」

 見た目よりも落ち着いた優しい声が俺の耳を通り抜ける。

 その瞬間、俺は恋に落ちていた。

 いわゆる一目惚れというやつだ。
 事前に相手を落とすために考えていた策も、何もかもが頭の中から消えて真っ白になっていく……。

「コーラルさん……俺と結婚してください!!」

 気がつくと俺は告白していた。





 一ヶ月後。

「あなた朝ですよ、起きてください」

 妻であるコーラルの優しい声で俺は目を覚ます。
 俺とコーラルは結婚して夫婦になっていた。
 自分で言うのもなんだが、正直あんな唐突な告白をしてOKを貰えるとは思わなかった。

「おはようコーラル、今日も綺麗だね」
「うふふ、ありがとうございます……朝食の準備はできているので着替えたら降りてきてくださいね」

 そう言うとコーラルは部屋から出て行った。

「コーラルは本当にできた嫁だよな」

 家事は完璧だし、気が利くし、それにおっぱいが大きいし、嫁として本当に申し分ない。
 それにコーラルと結婚したことでエルフ族とも繋がりができた。
 これは商人にとって大きな利点だ。
 エルフの里の商品や素材を仕入れたり、逆にこちらから売り込むこともできる。
 まあそんなことを抜きにしてもコーラルは俺にとって最高の嫁なのだが。

「いってらっしゃい、今日もお仕事がんばってくださいね」

 コーラルに見送られて今日も俺は家を出る。
 今日は商談がいくつかあるので店の方はコーラルと他の店員に任せてある。
 コーラルは家事だけでなく、俺が頼んだ店の仕事もすぐに覚えてしまうほど有能だった。
 これなら近いうちにもっと重要な仕事を任せてもいいかもしれない。

 そんなコーラルだが実は俺よりも年上だったりする。
 エルフは15、6歳くらいから成長が急激に遅くなるらしく、実際の彼女の年齢は30を超えていたりする。
 見た目は女子校生くらいだが精神的には落ち着いた大人の女性なのだ。

 俺と結婚する以前はエルフの里で巫女をやっており、アンジェリナ姫とも交流があったそうだ。
 コーラルは元々里の外に興味があり、アンジェリナ姫の紹介もあって今回の見合い話を受けることにしたらしいのだが……。



 すべての商談を終えて家に帰るとコーラルが出迎えてくれる。

「おかえりなさい、あなた」

 出迎えてもらえるのはこれが初めてではないが、やはりいいものである。

「ただいま、コーラル」
「夕飯の準備は既にできてます、それともお風呂にしますか?」

『それとも……わ・た・し♥』

 ……というような言葉がコーラルの口から発せられることはない。
 結婚はしたものの実は未だにコーラルと肉体関係を結んでいなかったりする。

 コーラルのおっぱい揉みたい!!
 コーラルとキスしたい!!
 コーラルとセックスしたい!!
 コーラルとラブラブセックスしながらチュッチュッしたい!!

 そんな欲望が沸きあがってくる。
 だが、そのためには解決しなければならない問題がある。
 まずは風呂に入って一度冷静になり、夕飯の後にでもコーラルに話してみよう。




 目覚めると俺は全裸で鎖に縛られていた。
 言っておくが俺にはそういった趣味はない。
 だとしたら考えられる答えは一つだけ……。

「おはようございます、あなた」

 いつものように優しい笑みを浮かべたコーラルが俺の前に立っていた。
 だがその手には禍々しい邪悪な短剣が握られている。

「浴槽の中に何か仕込んで俺を眠らせたわけか」

 おそらく睡眠効果のある薬でも浴槽のお湯に混ぜたのだろう。
 コーラルの事で頭がいっぱいだったので見事に引っ掛かってしまった。

「その通りです、私はあなたが気を抜く瞬間をずっと待っていたんですよ」

 するとコーラルの優しかった笑みが邪悪な笑みへと変化する。

エルフ嫁002a

「あなたと結婚したのも……良妻の振りをしていたのもすべてはあなたに……貴様に復讐するためブヒ!!」

 そう言ってコーラルは持っていた短剣を俺の肩に突き刺す。
 肩に激しい痛みを感じ、コーラルが短剣を引き抜くと血が噴き出してきた。

「エルフの細腕でも貴様に傷を負わせられるなんて、さすが豚魔王様から授かった短剣ブヒ♪」

 コーラルは嬉しそうに短剣についた俺の血を舐める。
 俺はその光景を見て、コーラルのかわいい舌が間違って切れたりしないか心配になった。

「コーラル、キミはやっぱり……」
「ブヒヒ、私はコーラルなんかじゃない……オイラは豚魔王四天王の一人!!豚将軍ブヒ!!」

 今まで見せたことがないような下品な笑みを浮かべながらコーラルはそう名乗る。

 豚魔王四天王は豚魔王直属の四人の幹部達だ。
 豚将軍はその一人で、巨大な武器を振り回し鋼鉄の鎧を身にまとった巨漢のオークだった。

 そして俺がこの手で殺した相手でもある。

「どうブヒ?愛する妻が自分が殺したオークだと知ってあまりの絶望に声も出ないブヒ?」
「いや、最初から知ってたし」

 俺を驚かせようとしたはずのコーラルが逆に驚いた顔をする。

エルフ嫁003a

「ま、負け惜しみを言うなブヒ!!」
「負け惜しみなんかじゃないよ、俺は最初から……出会った時から知ってたんだ」

 ネトゲのプレイヤーキャラとして転生した俺は相手のステータスを見ることができるのだ。
 だから出会った時にコーラルのステータスを見て、豚将軍に憑依されていることはすぐにわかった。

「そ、それじゃあ貴様はオイラが豚将軍だと知っていて結婚したブヒ!?」
「そうだよ」

 俺は当然のようにそう答える。

「ど、どういうことブヒ!?ま、まさか貴様を嵌めたつもりがオイラが逆に嵌められていたブヒ!?」

 コーラルは普段は見せないような表情で狼狽していた。
 いつもと違うコーラルのこういう表情も新鮮でかわいいと思ってしまう。

「別に嵌めてなんかいないよ、俺はコーラルの事が好きだから結婚したんだ」
「どういう意味ブヒ?」
「そのままの意味さ、俺は今目の前にいるコーラルのことが好きなんだ……愛しているんだ」
「わ、わけがわからないブヒ!?」

 まあ突然こんなこと言われても困るのはわかる。

「オイラは貴様の敵である豚将軍ブヒ!!貴様はオークであるオイラの事を本気で愛してるって言うブヒ?」」
「ああ、その通りだ」

 何の迷いもなくそう答える。
 中身がオークな事も含めて、俺は本気で目の前にいるコーラルの事を愛しているのだ。

「ぐぬぬ……ま、まあ例えそうだったとしても、もう関係のない事ブヒ!!」
「俺を殺すのか?」
「ブヒヒ……死ぬよりももっと辛いことブヒ!!貴様はこの傀儡の短剣の呪いによって、もうすぐオイラの人形になるんだブヒ!!」

 傀儡の短剣って確かどこかで……。

「あっ、どこかで見たことあると思ったらそれって傀儡の短剣だったのか」

 俺のプレイしてたネトゲにも同じ武器を使うボスがいて、効果は『攻撃した相手を魅了状態にする』ことだったはず。
 魅了耐性のついた装備でいかないとかなり難しかったのを思い出した。

「だとしたら無意味だな」
「ど、どうしてブヒ!?」

 そんなものは決まっている。

「なぜなら……俺はすでにコーラルに魅了されているからさ!!」
「なん……だと……ブヒ!?」

 あれから時間は経っているが俺の気持ちに変化はない。
 俺は初めて出会ったあの日からコーラルの事が大好きなのだ。
 むしろ普段は見れないコーラルの表情が見れて今はもっと好きになったような気がする。

「まさかこんなことで傀儡の短剣の効果を無効にするなんて……やはり貴様は恐ろしい男ブヒ」
「これが愛の力ってやつだ」

 たとえコーラル自身であっても俺のコーラルへの愛には敵わないのだ。

「しかし貴様を人形にできなければ豚魔王様に怒られるブヒ……最悪この体ごと殺されて魂まで消滅ブヒ」
「なんだと!?その話、もっと詳しく聞かせてくれ」

 俺は体に巻きついていた鎖を力づくで引きちぎる。

「貴様もしかしてわざと捕まって……それじゃあ抵抗もせずに短剣で刺されたのも!?」

 この傷は豚将軍を殺してしまった俺からのせめてもの償いだ。
 もしコーラルがどうしても俺を殺したいというなら、その時はこの命を捧げるつもりだ。

「それより話を聞かせてくれ、俺ならなんとかできるかもしれない」
「……オイラも二度は死にたくないし、わかったブヒ」

 コーラルの話によると……。
 復活した豚魔王が自分の計画のために勇者の元仲間であり、今注目を集めている商人の俺を人形にして裏から操ろうとしていたらしい。

「なるほどな」

 確かにこのまま順調に店が大きくなればピッグ領だけでなく、将来的にはシュヴァイン王国全体に影響を与える可能性がある。

「大丈夫だコーラル、俺がおまえを守ってやる」
「ま、守るってどうするつもりブヒ!?まさか豚魔王様と戦うつもりじゃ……」
「そんなことしないから安心しろ」

 豚魔王が復活していることに関してはすでに予想していた。
 おそらく今の豚魔王はコーラルと同じく、以前とは違う姿をしているはずだ。

「今の俺はもう冒険者じゃない……商人だ、だったらすることは決まってる」
「いったいそれは何ブヒ?」
「交渉だ」



 それから数日後、俺はコーラルの案内で秘密裏に豚魔王と会うことになった。
 交渉は俺と豚魔王の二人きりで行われた。

 実際に会ってみると豚魔王の正体は俺が予想した通りの人物だった。
 俺は豚魔王の配下に加わる代わりにコーラルが欲しいと交渉したらすんなりと了承してくれた。
 豚魔王もこうなる事を最初から予想していたようだ。
 だとすると豚魔王の背後にいるのはきっと奴なのだろう。

 豚魔王との交渉を終えた後、俺はコーラルと一緒に自分達の住む家へと帰った。
 ちなみにコーラルは豚魔王からの命令で俺の補佐と監視をすることになり、これからも俺の妻として一緒に暮らすことになった。

「どうして貴様は敵であるオイラを助けるようなことをしたブヒ?」
「決まってるだろ?俺がコーラルの夫で……コーラルが俺の愛する妻だからさ」

 夫が妻を助けるのは当然のことだ。

「ふん……言っておくが、オークであるオイラが人間の男である貴様を好きになるなんて絶対にありえないブヒ」
「俺の側にいてくれるなら、今はそれで構わないよ」

 すぐにわかってもらえるとは思わないし、今は側にいてくれるだけで十分だ。

「だが貴様が豚魔王様の配下になったのなら貴様はもう敵ではなく仲間ブヒ……何かオイラに手伝えることがあったら言えブヒ」
「ありがとうコーラル」

 こうして俺はコーラルの『敵』から『仲間』になった。






 あれから半年後。
 俺の店はさらに規模が大きくなり、今ではシュヴァイン王国の各領地にいくつかの店舗が建っていた。

「今のところ計画は順調だが、他の所にも声をかけておくべきか……」
「さすが私の旦那様、今日も仕事熱心ですね」

 家の書斎で書類のチェックをしているとコーラルがやってくる。

「ですが今日のお仕事はお休みだった気がしますけど?」

 最近は店舗の増加で忙しかったため、今日は久しぶりの休日だった。

「私との約束憶えてますよね?」

 俺は今日一日、コーラルと夫婦水入らずで過ごすという約束をしていた。

「ちょっと書類を見ていただけで仕事ってほどじゃ……」
「な・ん・で・す・か?」

 笑顔のはずなのにコーラルの目がなんか怖い。。

「はい……すみません」

 こういう時は素直に謝っておくに限る。

「わかればいいんです、それじゃあ……えいっ♪」

 そう言うとコーラルは突然俺に抱きついてくる。

「うふふ……それじゃあ今からは仕事なんて忘れて夫婦の時間です♪」

 コーラルは俺の胸元に頬ずりしながら嬉しそうに俺に甘えてくる。
 そんなコーラルの頭を俺は優しく撫でる。

「まったくコーラルは甘えん坊だな……こんな姿、半年前からは想像できないよ」

 あれから色々とトラブルもあったが、なんとか二人で乗り越え、その度に俺とコーラルの絆は深まっていった。

 『仲間』から『友人』に……。
 『友人』から『恋人』に……。
 そして『恋人』から『夫婦』に……。

「あ、あの頃の話はしないで欲しいブヒ!!」

 コーラルは恥ずかしそうに顔を真っ赤にして叫ぶ。

「素になってブヒって言っちゃってるよ」
「こほん、もう私はオークの豚将軍ではありません、エルフのコーラル……あなたの妻のコーラルです」

 コーラル自身から自分の妻だと言われると素直に嬉しい。
 だけど……。

「コーラルの知的なエルフとしての顔も好きだけど、俺は下品なオークとしての顔も大好きなんだよ」

 俺は中身がオークの豚将軍であることも含めてコーラルの事を愛しているのだ。

「俺が愛してるのは今目の前にいるエルフであり、中身がオークのコーラルなんだ」
「私も……オイラもあなたが大好きブヒ♥あなたはオイラにとって誰よりも……豚魔王様よりも大切な人ブヒ♥」

エルフ嫁004a

 コーラルは嬉しそうに下品な笑みを浮かべる。
 その下品な笑顔があまりに魅力的で俺は思わずコーラルを抱きしめてキスしてしまう。

「んっ♥んちゅ♥はぁはぁ……あなたぁ♥」

 コーラルの大きな胸を揉みながら、舌を絡ませあい濃厚なキスを交わす。

「ちゅぱ♥ちゅぱ♥おっぱいモミモミされるの気持ちいいブヒ♥もっとオイラのおっぱいモミモミしながらチュッチュッして欲しいブヒ♥」

 俺はひたすらコーラルの体を求め続ける。

「これからもずっと俺の妻として側にいてくれ」
「はい、私の……オイラの夫は永遠にあなただけブヒ♥」



 それから数年後、俺とコーラルの間には子供が産まれるのだが……それはまた別の話。

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ルリフィナさんはときどきオークの後続作もお願いします
[ 2017/09/11 09:07 ] [ 編集 ]
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